なぜ「嘘」という説がこれほどまでに支持を集めるのか。その背後には、環境保護の裏で肥大化する巨大なリサイクル産業や環境ビジネスの実態が存在する。「エコ」のラベルを貼ることで高価格化を図るマーケティング手法や、効果の実態が疑わしい環境認証ビジネスに対して、消費者は冷ややかな視線を向け始めているのだ。
企業がアピールする「リサイクル可能」という言葉の実態は、実際には回収されたプラスチックの大半が焼却処理や国外輸出に頼っているという歪んだ構造にある。環境保護の理念が資金集めや免罪符として利用されている現実に直面した人々が、問題そのものを「嘘」と断じたくなる心理も理解できなくはない。しかし、ビジネスの歪みと物理的な汚染事実は明確に切り離して評価しなければならない。