事態を重く見たのは世間だけではない。長年彼を支え、実力派俳優へと育て上げた所属事務所ユマニテの対応は、業界内でも異例のものだった。度重なる協議と自省の機会を与えたものの、信用回復の道筋が見出せないと判断された結果、専属契約解除という極めて重い決断が下された。
看板俳優を失うリスクを冒してでも毅然とした対応をとったユマニテの姿勢は、タレント管理のあり方に一石を投じた。危機管理が問われるプロダクションにおいて、この決断は他の事務所にも多大な影響を与え、スキャンダルに対するコンプライアンス基準を根底から見直す契機となった。