自衛隊の給与において、基本給以上に年収を左右するのが各種の特殊勤務手当だ。特に航空機の操縦や潜水艦勤務など、極めて高い危険性を伴う任務には手厚い危険手当が加算される。潜水艦乗組員の場合、基本給の約33%に相当する手当が上乗せされるため、若手であっても同世代の平均を遙かに超える年収を手にするケースは珍しくない。
さらに、有事や緊迫した安全保障事態において発令される防衛出動手当は、隊員たちの命懸けの任務を支える重要な制度だ。災害派遣における出動手当や落下傘降下訓練手当など、現場の過酷さに応じた細やかな手当制度が用意されている点も、民間企業にはない自衛隊ならではの給料体系と言える。