副鼻腔癌の初期症状を徹底解剖!片側の鼻づまりと蓄膿症の決定的相違

副鼻腔癌の初期症状を徹底解剖!片側の鼻づまりと蓄膿症の決定的相違

副鼻腔癌の初期症状を徹底解剖!片側の鼻づまりと蓄膿症の決定的相違の重要ポイントをお届けします。最新トレンドが満載です。

「ただの鼻炎や蓄膿症だと思い込んで放置してしまった」――これは、副鼻腔癌と診断された患者が異口同音に口にする痛切な告白です。鼻の周囲にある空洞(副鼻腔)に炎症が起きる慢性副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)と副鼻腔がんは、発生する部位が重なっているため、初期に自覚される不快感が酷似しています。しかし、病態の根底には明確な識別基準が存在します。

最大の見極めポイントは、症状が「両側」か「片側」かという点です。花粉症や通年性のアレルギー性鼻炎、一般的なウイルス感染による副鼻腔炎は、左右両方の鼻腔に症状が現れるか、日によって左右が交代することがほとんどです。これに対し、副鼻腔癌の初期症状は腫瘍が存在する「片側だけの鼻づまり」として頑固に継続します。

もう一つの決定的な兆候が、片側の鼻づまりと鼻血の併発です。強く鼻をかんだときの一時的な出血ではなく、鼻をすすったときに微量の血液が混じる、黄色や茶褐色の混ざった血性鼻汁(鼻水)が数週間単位で続く場合は、単なる粘膜の荒れではありません。腫瘍組織の表面は非常に脆く、わずかな刺激で新生血管が破綻してにじむような出血を繰り返すためです。

蓄膿症であればドロッとした膿性の鼻汁や特有の悪臭が主徴となりますが、副鼻腔がんの初期は悪臭すら伴わないことも珍しくありません。この「片側性」「持続性」「微量な出血」という3拍子こそが、最初期に身体が発する極めて重要な早期発見のサインなのです。

池田 達也
Author

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。