大黒柱であった古賀紗理那の現役引退後、代表のサイドアタッカー枠を巡る競争はかつてない激しさを増している。絶対的な大エースの不在を嘆く声は、新鋭たちの圧倒的なパフォーマンスによって瞬く間に打ち消された。
和田由紀子や佐藤淑乃をはじめとするミドル・サイド双方をこなすマルチな攻撃陣に加え、10代後半の超大型新人が次々とコートで存在感を示している。「誰もがエースになれる」という流動的な攻撃陣の構成は、相手ブロックに的を絞らせない日本独自の強みへと昇華した。絶対的な一本に頼らない多角的な得点ルートが、チーム全体の攻撃力を底上げしている。