予備校生活の成否を大きく左右するのが、受講生一人ひとりに配置される進路指導アドバイザー「チューター」の存在です。合格者の手記や保護者のリアルな声を調査すると、チューターの介在価値について以下のような実体験が語られています。
「模試の結果が振るわず落ち込んでいた秋口、チューターが全統模試の設問別正答率データを細かく分析してくれた。『志望校の配点なら英語の長文読解と世界史の第3問に絞って対策すればまだ間に合う』と客観的な数字で道筋を示してくれたことで、パニックにならずに済んだ」(慶應義塾大学経済学部 合格者手記より)
「浪人生の親として最も不安だったのは本人のメンタル面でした。定期的な三者面談だけでなく、本人が校舎に来ていない日にはチューターから迅速に連絡が入り、家庭と校舎で足並みを揃えて受験期を乗り越えることができました」(保護者アンケートより)
一方で、生徒側から積極的にアプローチしなければ、事務的な情報伝達のみにとどまってしまうケースも見受けられます。チューターは一人あたり多数の生徒を受け持っているため、疑問や不安が生じた段階で自ら相談シートを提出したり、質問時間を予約したりする能動性が求められます。