熾烈な混雑をスマートに回避するためには、日々の移動ルートを戦略的に再設計する「ライフハック・ハウツー」の導入が欠かせない。まず検討したいのが、直通運転の急行や快速をあえて見送り、各駅停車を乗り継ぐ「抜け道ルート」の選択だ。たとえば私鉄沿線から都心部へ向かう際、各駅停車は通過待ちや所要時間の増加が発生するものの、車内の混雑度合いは急行に比べて大幅に緩やかであり、座席に座れる確率も一気に跳ね上がる。
さらに、乗車位置の工夫も大きな効果を発揮する。主要ターミナル駅の改札や乗り換え階段に直結する車両は非常に混雑しやすいが、ホームの両端に位置する1号車や最尾部車両は比較的空いていることが多い。また、途中の大型乗り換え駅で大量の降車が発生するドアの位置をあらかじめ把握し、そのドア付近の壁側や座席横のスペースを確保できれば、他者からの押し圧を受けにくく快適に目的地まで移動できる。