多くの受験生を悩ませる最大の壁、それが「リノール酸」と「α-リノレン酸」、そして「アラキドン酸」の紛らわしさだ。試験会場の緊張感の中で「どちらがn-3系で、どちらがn-6系だったか」「炭素数や二重結合の数は幾つか」を思い出すのは容易ではない。
ここで威力を発揮するのが、視覚的・音韻的に整理された語呂合わせだ。「リノ・リノ・アラで必須!」というフレーズを聞いたことがあるだろうか。まずは3大元素としての必須脂肪酸の名称をセットで脳に叩き込む。そして、最大の問題である「リノール酸」と「α-リノレン酸」の識別には、文字数と数字を連動させるテクニックを使う。
「リノール酸」は「リ・ノー・ル」で文字の響きがスマート、二重結合は2個(n-6系)。一方、「α-リノレン酸」は「レン」が入って3音の広がりを持ち、二重結合は3個(n-3系)だ。この「2の倍数と3の響き」をリンクさせるだけで、選択肢を見た瞬間に正解を炙り出すことが可能になる。