日本列島の複雑な景観を作り出した主役に、プレートテクトニクスが存在する。太平洋プレートとフィリピン海プレートが、ユーラシアプレートおよび北米プレートの下へと沈み込む複雑な4つのプレート交差点。沈み込むプレートから絞り出された水分が上部の岩盤を融解させ、大量のマグマを生み出す。激しい火山活動が海底で繰り返され、やがて巨大な火山弧が形成された。
国立の研究機関である海洋研究開発機構 (JAMSTEC) は、深海探査によって太平洋底の岩石サンプルを分析し、沈み込み帯におけるマグマ生成の全貌を解明しつつある。激しい火山噴火と溶岩の積み重なり、そしてプレート運動に伴う激しい圧縮と引張。これらが交互に作用することで、島弧としてのフレームが短期間で強固に鍛え上げられたのだ。