ペットボトル飲料をめぐる健康問題といえば、清涼飲料水の大量摂取によって急激な高血糖を引き起こす「ペットボトル症候群(清涼飲料水ケトーシス)」がよく知られている。しかし、現在の医療・公衆衛生産業において課題視されているのは、糖分の過剰摂取だけでなく、ボトル内で発生する「微生物学的リスク」との二重の危険性だ。
厚生労働省や日本食品衛生協会といった行政・関連団体も、特に気温や湿度が高くなる季節における飲料の取り扱いについて注意を呼びかけている。開封後の飲料は保存料が入っていない製品が多く、外気に触れた時点から品質保持のカウントダウンが始まる。単に糖分を控えるだけでなく、飲み方や衛生管理の面からも自衛策を講じることが、現代人に求められる健康リテラシーなのだ。