ツアー中の具体的なアクティビティも、この伝説をより強固なものにした。猛暑のなかで行われた巨大迷路の走破、そしてメインイベントである昼食のバーベキュー。ここで提供された食事が、のちにネット上で半ば伝説化して語られることになる。
参加者に配られたのは、1テーブルあたり数本のソーセージと少量の肉、そしてパックのお茶やバナナ。猛烈な暑さと精神的ストレスが重なるなか、ファン同士が黙々と肉を焼き、巨大迷路を彷徨う様子は、どこか浮世離れした雰囲気を醸し出していた。さらに、飯田本人が各テーブルを回って放った「迷子にならないでね」という言葉が、ファンの心に深く刻まれることとなる。現場に立ち込めていたのは不幸ではなく、あまりにもピュアで切ないシュールさだった。