一般的に「目が据わる」という表現は、焦点が定まらないようでいて、実は特定の方向を硬直したように見つめ続ける状態を指す。心理学や行動観察の分野において、これは交感神経が異常に高揚しているか、あるいは激しい精神的ショックによって感情のスイッチが強制切断された状態(解離状態の一種)として解釈されることが多い。
まばたきの回数が著しく減り、瞳孔が開いたまま固定されるため、他者には「威嚇している」「何をしでかすかわからない」という強烈な圧迫感を与える。しかし本人に悪気があるケースは稀で、その大半は外部の刺激に対する防衛反応として、脳が一種のフリーズ状態に陥っているのである。