事態を重く見た所属事務所は即座に警察へ通報し、本格的な捜査体制が敷かれることになりました。部屋の鍵を交換するだけでなく、再び犯人が現れる可能性を視野に入れた警察による極秘の張り込み捜査が開始されたのです。
決定的な瞬間は、捜査開始から間もなく訪れました。雛形あきこが仕事で外出した直後、犯人が所持していた合鍵を使って部屋へ侵入を試みたところを、潜伏していた警察官が取り押さえ、住居侵入の現行犯で逮捕されました。
現場からは盗聴用の受信機器なども押収され、警察沙汰となったこの事件は完全に幕を閉じました。現行犯逮捕によって直接的な身体的危害を免れたものの、「自分のプライベート空間が見知らぬ他人に侵されていた」という心理的傷跡は、長きにわたり彼女を苦しめることになりました。