ドラレコ用SDカード選びで失敗する最大の理由は、スマートフォンやデジタルカメラと同じ感覚でカードを選んでしまう点にある。日常的な写真撮影と異なり、ドライブレコーダーはエンジン始動から停止まで、動画データを全自動で常時上書き保存し続ける。この超高頻度なデータ書き込みサイクルに耐えられない一般的なカードは、購入からわずか数ヶ月で内部素子が寿命を迎え、突然の録画エラーを発生させてしまうのだ。
録画エラーを根絶する高耐久モデルを見分けるカギは、製品パッケージに「高耐久」「High Endurance」「ドライブレコーダー向け」と明確に表示されている点と、内部に使用されているNAND型フラッシュメモリの耐久仕様(MLCやpSLCなど)にある。最新の車載環境では、フルHDや4Kの高解像度2カメラ・3カメラ同時録画が標準化した。これに伴い、データ転送速度の安定性を示す「Video Speed Class 30(V30)」や「Class 10」を満たし、広範な動作温度保証(-25℃〜85℃)を備えたスペックこそが、2026年における最新の推奨基準となっている。