大鳥居をくぐった参拝者の眼前に立ちはだかる出世の石段は、段数86段・傾斜角度約40度という圧倒的なスケールを誇ります。一般的な住宅の階段の傾斜が約30度前後であることを考えると、スキー場の上級者コースに匹敵する角度です。
愛宕神社には、この「出世の石段(男坂)」と並んで、右手に曲がりながら登る「女坂」が整備されています。それぞれの特徴と役割の違いは明確です。
【男坂(出世の石段)の特徴】
・段数:86段
・傾斜:約40度(直線的な急勾配)
・ご利益:勝運・仕事運・キャリアの飛躍
・用途:決意を持って自らの道を切り拓く「登り専用」の参道
【女坂の特徴】
・段数:108段(人間の煩悩の数に由来)
・傾斜:緩やかなカーブを描く階段
・ご利益:良縁・健康・心の平穏
・用途:体力に不安がある方の登坂、および参拝後の安全な「下りルート」
石段を前にした際、その急峻さに圧倒されますが、手すりも設置されているため、一歩ずつ足裏全体を石段に乗せて重心を低く保つことで、安全に登頂することが可能です。