彼が生まれ持った名前は「横山侯隆(よこやま きみたか)」。非常に重厚で格調高い響きを持つ名前だが、現在の芸名である「裕」に変更された経緯には、驚くべき真相がある。
デビュー当時、事務所の社長であった故・ジャニー喜多川氏から「名前が重い」「漢字が難しくて読めない」という指摘を受けたことが最大のトリガーだった。本名の「侯隆」は、彼を可愛がっていた祖父が命名した大切な名前である。しかし、芸能界という瞬発力が求められる世界において、視覚的・直感的に親しみやすい名前が必要だと判断されたのだ。
改名を余儀なくされた横山侯隆だったが、その決定プロセスはあまりにも突飛だった。ジャニー喜多川氏がその場でひらめいたアイデアが、彼のその後の人生を決定づけることとなる。