世界的な小児科医や安全機関が推奨しているのが、抱っこ紐安全基準 (TICKS Rule) と呼ばれる国際指標である。欧米の安全基準をベースにしたこのルールは、保護者が覚えるべき5つの原則を定めている。
- T(Tight): 密着しているか。体が緩むと姿勢が崩れ、埋もれの原因になる。
- I(In view at all times): 常に顔が見えるか。上から見下ろした際、顔が見えない状態は極めて危険だ。
- C(Close enough to kiss): キスできるほど近いか。頭頂部が親の顎のすぐ下に来る高さを保つ。
- K(Keep chin off the chest): あごを胸から離しているか。下を向きすぎると呼吸が止まる恐れがある。
- S(Supported back): 背中がしっかり支えられているか。自然なCカーブを保持する。
現場の小児科医は、抱っこ紐の中で赤ちゃんが静かになった際、それが「入眠」なのか「意識障害」なのかを見極める重要性を指摘する。顔が埋もれている状態で静かになった場合は、直ちに状態を確認しなければならない。