菓子折り文化が根強く残る一方で、現場の受け手からは「正直、お菓子はいらない」という冷ややかな声が上がるケースも増えています。単に配れば好印象を持たれるわけではなく、配り方や品物次第ではかえって迷惑がられる落とし穴が存在します。
現場のヒアリングから判明した、お菓子が歓迎されない主な要因は以下の3点です。
1. 業務中断による生産性の低下
挨拶回りに伴う最大の不満が「集中している業務を強制的に止められること」です。締め切り直前のデスクに突然現れ、長話とともに菓子を差し出される行為は、多忙なチームメンバーにとってストレスの引き金になります。
2. 出社率の低下による「賞味期限切れ」の放置
週2〜3日のハイブリッドワークが定着した組織では、デスクの上に置かれた菓子が数日間放置される光景が珍しくありません。生菓子や日持ちしない洋菓子を選んでしまうと、受け取ったときには賞味期限が切れているトラブルが発生します。
3. 食生活の多様化とアレルギーへの配慮不足
健康志向(糖質制限)や食物アレルギー(小麦・卵・乳製品・ナッツ類)を持つ同僚が増加しています。原材料表示が外箱にしか記載されていない大袋の菓子は、アレルギーを持つ社員にとって口にしづらく、扱いに困る原因になります。