意識調査における「理想」に対し、実際の婚姻データはどうなっているのだろうか。厚生労働省が公表している人口動態統計を分析すると、日本の婚姻におけるリアルな数字が浮かび上がってくる。
現在、全婚姻件数のうち、夫が妻より7歳以上年上である年の差婚の割合は全体の約1割強を維持している。さらに注目すべきは、妻が夫より4歳以上年上である夫妻の割合も着実に増加しており、かつての「年上夫・年下妻」という一辺倒の図式から、双方向の年の差カップルへと分散が進んでいる点だ。
統計データは、世間が気にする「年の差のハードル」が、実際の結婚現場では十分に乗り越えられている事実を示している。数字が物語るのは、単なる好奇心や例外ではなく、日本社会における多様なパートナーシップの一形態として定着した姿だ。