多くの女性が最も恐怖を感じるのが、オーガズムに達した直後のお腹の硬直感だろう。性的絶頂を迎えると、脳の下垂体後葉からオキシトシンというホルモンが一気に分泌される。このオキシトシンは母性行動やリラックスを促す一方、平滑筋を刺激して子宮収縮を誘発する生理作用を持つ。
健康な母体であれば、この収縮は一時的なものにとどまり、数分から数十分の安静で自然に消失する。だが、収縮が長時間持続したり周期的な痛みを伴ったりする場合、胎盤への血流が一時的に低下する懸念が生じる。お腹がカチカチに張った状態が続く、あるいは横になっても治まらないときは、単なる生理反応の域を超えていると判断しなければならない。