1984年4月にシングル『前略、道の上より』で鮮烈なデビューを飾った「一世風靡セピア」は、母体である路上パフォーマンス集団「劇男一世風靡」から選抜された7名によって結成されました。2026年現在、メンバー全員が60代を迎え、円熟味を増した表現者として各分野で確固たる地位を築いています。7人それぞれのプロフィールと現在の活動状況を詳解します。
小木茂光(リーダー)|重厚な名バイプレイヤーとして映像界を牽引
グループの絶対的リーダーとして厳格な規律を敷き、荒くれ者揃いのメンバーを統率したのが小木茂光です。卒団後は本格派俳優へ転身し、知的な官僚役や重厚な黒幕、刑事ドラマのキーマンとして欠かせない存在となりました。2026年現在(69歳)も、NHK大河ドラマや民放のサスペンス枠、映画作品において、静かな威圧感と知性を兼ね備えた唯一無二のバイプレイヤーとして第一線で活躍を続けています。
哀川翔|「Vシネマの帝王」から国民的タレントへ
グループの斬り込み隊長として熱狂的な支持を集めた哀川翔(現在64歳)。卒団後は映画『チンピラ』や数々のオリジナルビデオ作品で主演を務め、「Vシネマの帝王」としての地位を不動のものにしました。哀川翔の主演作品数は通算100本を超え、近年は映画やテレビ出演に加え、カブトムシの養育やラリー競技への参戦など、多趣味で精力的な人間性が幅広い世代から絶大な支持を集めています。
柳葉敏郎(ギバちゃん)|国民的俳優として秋田と東京を行き来する日々
「ギバちゃん」の愛称で親しまれ、卓越した表現力とダンスのキレで人気を二分した柳葉敏郎(現在65歳)。ドラマ『男女7人秋物語』や『踊る大捜査線』シリーズの室井慎次役で国民的人気を獲得しました。2026年から2026年にかけて公開された映画『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』でも圧巻の演技を披露。地元・秋田県に生活拠点を置きつつ、質の高い作品に厳選して出演する独自のライフスタイルを確立しています。
春海四方|コミカルからシリアスまでこなす名脇役
卓越した演技センスで劇団時代から異彩を放っていた春海四方(現在66歳)。卒団後は劇団東京ヴォードヴィルショーなどを経て、数多くのテレビドラマや映画に名脇役として出演しています。NHK連続テレビ小説や日曜劇場など、日本を代表する看板ドラマ枠に多数出演しており、作品に深みと生活感を与える職人肌の俳優として監督やプロデューサーから絶大な信頼を寄せられています。
松村冬風|舞台とナレーションで重厚な存在感を発揮
端正な顔立ちと鋭い眼光で女性ファンを魅了した松村冬風(現在64歳)。グループ活動期から俳優としての素養を高く評価され、卒団後は映画やテレビドラマへの出演とともに、舞台演劇に情熱を注ぎ込んできました。低く響く落ち着いた声質を活かしたドキュメンタリー番組のナレーションや舞台演出など、表現の幅を広げた活動を地道かつ堅実に展開しています。
西村香景|クリエイター・デザイナーとしてもマルチに活躍
セピアのスタイリッシュなビジュアル面を支えた西村香景(現在64歳)。グループ在籍時から衣装やステージ構成に関心が高く、卒団後は俳優業と並行してファッションデザイン、イベントプロデュース、空間デザインなどクリエイティブな領域で才能を発揮しました。現在も表現者としての感性を維持しながら、舞台芸術やプロデュースに関わる活動を続けています。
武野功雄(脱退メンバー)|初期を支えた個性派タレント・俳優
デビュー当時のオリジナルメンバーであり、初期の路上パフォーマンスで存在感を示した武野功雄(現在62歳)。1985年に方向性の違いからグループを早期脱退しましたが、その後は個性派俳優・タレントとして映画やバラエティ番組で活躍。人懐っこいキャラクターと確かな演技力で、現在も独自の立ち位置を保ちながら芸能活動を継続しています。