彼女の魅力はテレビの枠にとどまらない。中田秀夫監督によるホラー映画『事故物件 恐い間取り』で見せた不動産屋の担当者役など、サスペンスやホラーの分野でも作品全体の空気感を一瞬で引き締める異彩を放っている。わずかな出番であっても強烈な爪痕を残す表現力は、映画監督やクリエイターたちからも絶大な信頼を寄せられる理由だ。
一方で、軽快なテンポで描かれるコメディ作品や、じっくりと人間の情感を描くヒューマンドラマにおいても、その存在感は抜群だ。過度な演出に頼らず、間や表情、声のトーンだけでクスッと笑わせ、時に胸を打つ演技は、まさに長年培った技術とセンスの賜物である。