かつて「海外組」と呼ばれた日本人選手たちの立場は、いまやクラブの客寄せパンダでもバックアップ要員でもない。名実ともにチームの勝敗を左右する主軸として、ヨーロッパ主要リーグの最前線に君臨している。
その筆頭と言えるのが、プレミアリーグのブライトンで圧倒的な存在感を放つ三笘薫だ。相手ディフェンダーを幾度となく置き去りにする鋭いドリブルと、土壇場で試合を決定づける戦術眼は、世界最高峰とされるイングランドの地でも異彩を放ち続けている。一方、スペインのラ・リーガでは、レアル・ソシエダの攻撃を牽引する久保建英が卓越したテクニックと高いサッカーIQでスタジアムを熱狂させている。強豪相手に堂々と主導権を握る二人の姿は、日本のファンにとって深夜観戦の眠気を吹き飛ばす最大のカンフル剤だ。