法的な取り締まりの強化と並行して、業界内部からの自浄作用を促す動きも急速に広がっている。業界の象徴的な存在であるローランド(ROLAND)氏は、いち早く自身の経営する店舗での売掛制度の全面廃止を宣言した。「男なら現金で勝負すべき」という彼のメッセージは大きな支持を集め、業界全体に対して旧態依然とした営業手法からの脱却を強く迫る契機となった。
また、業界団体である一般社団法人日本水商売協会なども主導し、売掛金の撤廃や上限設定、未成年・若年層への売買春防止教育に関するガイドラインの策定を進めている。大手グループを中心に売掛ゼロを掲げる店舗が増える一方、一部の中小店舗や地下化する店舗では依然として潜脱行為が横行しているとの指摘もある。完全なクリーン化を達成するためには、形だけの自主規制ルールにとどまらない継続的な監視体制の維持が不可欠だ。