Q1:シャンプーやブラッシングの際、大泉門を触ってしまっても赤ちゃんの脳に影響はありませんか?
A1:日常的なお世話で優しく触れる程度であれば、脳に傷がついたり発達に悪影響を及ぼしたりすることは一切ありません。大泉門には骨はありませんが、非常に強靭な硬膜や結合組織膜、分厚い頭皮でしっかりと保護されています。皮脂が溜まりやすい部位でもあるため、怖がらずに泡立てたベビーソープで指の腹を使って優しく洗ってあげてください。ただし、ボールペンの先など尖ったもので突いたり、強い力で押し込んだりする行為は絶対に避けてください。
Q2:1歳を過ぎても大泉門が開いていると、脳の発達に遅れが出ますか?
A2:大泉門の閉鎖時期自体が脳の発達速度を直接左右するわけではありません。前述の通り、標準的な閉鎖時期は1歳〜1歳半頃であり、2歳頃まで開いているお子さんも珍しくありません。視線が合う、呼びかけに反応する、指差しやつかまり立ちなど、月齢ごとの発達段階が順調に進んでおり、頭囲が成長曲線の範囲内で増えていれば、1歳の時点で開存していても発達に問題を生じる心配はまずありません。
Q3:大泉門がペコペコと脈打っているのが目立ちますが病気でしょうか?
A3:大泉門が心臓の鼓動に合わせてペコペコと拍動して見えるのは、頭蓋骨の隙間を通じて脳表面の動脈の拍動が頭皮に伝わっているためであり、正常な生理的現象です。特に髪の毛が薄い時期や入浴後、ミルクを飲んだ後などは拍動が強調されて見えやすくなります。赤ちゃんが機嫌よく過ごしていれば、何ら心配する必要はありません。
Q4:頭蓋骨縫合早期癒合症が心配な場合、何科を受診すべきですか?
A4:まずは身近な「かかりつけの小児科」を受診してください。小児科医が頭囲の計測、大泉門の触診、頭部の形状視診を行います。そこで精査が必要と判断された場合、頭蓋骨の形成や脳神経外科的治療に精通した「小児脳神経外科」や「頭蓋顎顔面センター(小児形成外科)」を有する大学病院・こども病院などの高度医療機関へ紹介状を作成してもらうのが最も確実で安全な手順です。