検索窓に打ち込む言葉は、自分が「すでに知っている概念」に限られてしまう。これに対して開架の書架をあてもなく歩く行為は、「まだ自分が認知していない新たな視点」と遭遇するチャンスに満ちている。
開架を使いこなすコツは、目的の本が見つかった際、その「前後左右3〜5冊分」の背表紙に視線を走らせることだ。日本十進分類法によって隣り合う本は、主題の周辺領域や、異なる角度から書かれた解説書であることが多い。さらに、少し背丈の異なる大型本コーナーや新着図書コーナーをランダムに眺めるだけでも、脳に未知の刺激を与えてくれる。