テレビのNHK国会中継を眺めていると、本会議場でのヤジや予算委員会での対立ばかりが目につく。しかし、あの中継カメラが捉えきれない委員会室の廊下や議長応接室こそが、国会実務の真の戦場である。
衆議院議長を務める額賀福志郎氏をはじめとする各院のトップや、党派の国会対策委員会(国対)は、審議日程の一分一刻をめぐって裏で熾烈な交渉を行っている。「本会議をいつ開くか」「どの委員会に審議を割り振るか」という議院運営上の決定権は、時に法案そのものの生き死にを左右する。中継で放映される討論は、緻密に計算された日程闘争と妥協の末に成り立っているパフォーマンスの一面に過ぎない。