折り紙の持つ効能はアートの領域にとどまらない。幼児教育・知育産業では、季節の折り紙を活用したカリキュラムが急速に拡大している。指先を細密に動かす作業は脳の運動野や前頭前野を刺激し、子供たちの集中力や空間認識能力、論理的思考力を養うのに最適な教材とされる。
特に5月は、菖蒲やカーネーション、鯉のぼりといった文化的なアイコンが多く、作品作りを通じて行事の由来や自然の移り変わりを体感できる絶好の機会だ。親子で一緒に角と角を合わせ、形を作り上げていくプロセスそのものが、かけがえのない情操教育の場となっている。