「若貴兄弟の母」として一世を風靡した藤田紀子は、1947年9月11日生まれで2026年現在は78歳を迎えています。大分県出身で、相撲界に入る前は松竹の専属女優として映画やドラマに出演していた華々しい経歴の持ち主です。
1970年、当時「角界のプリンス」として絶大な人気を誇っていた大関・貴ノ花利彰(後の初代貴ノ花)と結婚。芸能界を引退して角界へ嫁ぎ、長男・勝(後の第66代横綱・若乃花/現・花田虎上)と次男・光司(第65代横綱・貴乃花)の2男を出産しました。
初代貴ノ花が興した二子山部屋では、大所帯の力士たちを支えるおかみさんとして獅子奮迅の活躍を見せます。連日の過酷なちゃんこ作りや若い衆の礼儀作法指導、後援会への気配りなど、その完璧な女将ぶりは角界内外から高く評価されました。息子2人が史上初の兄弟同時横綱へ昇進した1990年代半ば、藤田紀子は「日本一有名な母」として国民的脚光を浴びることになります。