連続テレビ小説『とと姉ちゃん』で知的で少し頑固、しかし誰よりも家族想いな次女・鞠子をオーディションで勝ち取った相楽樹(さがら いつき)。当時21歳だった彼女は、昭和の激動期を生き抜く女性の内面を繊細に表現し、一躍ブレイク女優の仲間入りを果たしました。
そんな相楽樹のキャリアにおける大きな転機となったのが、2018年3月の結婚です。お相手は、映画『舟を編む』や『月』などで日本アカデミー賞最優秀監督賞をはじめとする数々の栄冠に輝いた映画監督の石井裕也氏(当時35歳)。12歳差の実力派カップルの誕生は、映画・演劇界に大きな驚きと祝福をもたらしました。
同年秋には第1子を出産し、その後は一時的にドラマや映画の第一線から距離を置く形となりました。これにより一部のネット上では「芸能界を完全引退したのではないか」「活動休止の理由はトラブルか」といった憶測が飛び交いました。しかし、所属事務所の公式発表や関係者の証言を紐解くと、事実は全く異なります。
相楽樹が選んだのは「引退」ではなく、子どもの成長を見守る時間を最優先にするという主体的なワークライフバランスの選択でした。2026年代以降も、ナレーションや単発の舞台、カルチャー系インタビューなどにマイペースに出演を重ねており、2026年現在も表現者としての感性を磨きながら、家庭との調和を保った暮らしを築いています。