過激な動画や生配信で悲惨な事故が起きるたび、SNS上では激しい議論が巻き起こります。5chの掲示板やX(旧Twitter)に寄せられた生の声をつぶさに観察すると、ネット社会が抱える複雑な心理が浮き彫りになります。
事故直後のタイムラインには、「自業自得だ」「迷惑を考えろ」といった厳しい批判が溢れる一方で、配信当時のチャット欄を遡ると「もっと高いところに行け」「怖気づくな」「投げ銭するからやってみろ」といった視聴者からの過剰な煽りや要求が数多く見受けられます。
自著やメディアのインタビューで語られた元人気配信者たちの告白によると、「一度刺激的な動画で何十万回も再生されてしまうと、普通の企画では視聴者が離れていく恐怖に苛まれる」という強迫観念が存在します。視聴者の冷酷な飽きっぽさと、それに応えようとするクリエイターの焦燥感が、危険行為を加速させる「見えない共犯関係」を作り出しているのです。