高額な会員費を払ってゴールドジムへ通わなければ、屈強なフィジークは作れないのだろうか。答えはノーだ。筋肉の発達を決めるのは器具の金額ではなく、対象部位にかかるメカニカルストレスの質である。自重トレーニングは自らの体重を唯一の負荷とするが、身体の傾斜角や支点を変えるだけで強度は跳ね上がる。
軌道が固定されたマシンと異なり、身体を宙に浮かせてコントロールするディップスは、体幹の深層筋や全身の連動性を同時に鍛え上げる。高価なマシンを買い揃えなくても、自重の特性を理解すればプロレベルのパンプ感を自宅で引き出すことは十分に可能なのだ。