時代とともに、職務質問のトリガーも変化している。2026年現在、街を行き交う人々の多くがワイヤレスイヤホンを装着し、スマートフォンやスマートグラスに意識を奪われている。この「周囲への無関心」が、思わぬ誤解を生むケースが増えているという。
例えば、スマホの画面に集中するあまり、警察官の接近に気づかず、声をかけられた瞬間に過剰に驚いてしまうケースだ。この「過剰な驚き」が、警察官の目には「やましいことがあって動揺した」と映ってしまう。また、音楽に没頭して周囲の状況を把握していない様子が、薬物使用者特有の「上の空」状態と区別がつきにくいという指摘もある。