小芝風花のグラビアにおける最大の魅力は、衣装やロケーションによって全く異なる人格をまとってみせる変幻自在さにある。
ナチュラルな私服風のカットでは、隣にいるかのような親近感を感じさせたかと思えば、エッジの効いたスタイリングでは一転してモード誌のトップモデルのようなクールな佇まいを見せる。グラビアというジャンルの枠組みを軽々と飛び越え、提示されたコンセプトを瞬時に理解し、自らの肉体と表情で立体化する能力。この類まれな感性こそが、後の女優活動で発揮される圧倒的な演技幅の礎となった。カメラのシャッターが切られる一秒の何分の一かの間で世界観を作り直す——その凄まじい集中力こそが、彼女が「天才」と称される所以である。