かつて人々は「近くのカフェ」と検索し、コーヒーや紅茶と並ぶ選択肢として抹茶ラテを選んでいた。しかし、現在の検索行動は全く異なる。検索エンジンの分析データによると、2026年における「抹茶」関連のローカル検索量は前年比で約180%増加しており、ユーザーは最初から「上質な抹茶」だけを目的に目的地を定めている。
背景にあるのは、単なるブームを超えた抹茶の「サードウェーブ化」だ。産地ごとのテロワール(風土)の違いを味わうシングルオリジン抹茶や、目の前で茶筅(ちゃせん)を使って点てるパフォーマンス性が重視されるようになり、どこでも買えるチェーン店のメニューではなく、「その場所でしか味わえない体験」をピンポイントで探す人が増えたのだ。