家計改善の要となるのが、一度見直せば半永久的に効果が続く「固定費」の削減だ。経済ジャーナリストの荻原博子氏は、長年にわたり無理のない節約術を提唱し続けているが、その基本は「住居費や保険料といった毎月定額で出ていくお金の引き締め」にある。固定費の重荷を下ろさない限り、日々の食費を数十円単位で削っても十分な成果は得られない。
昨今の個人ファイナンス業界で推奨されている黄金比率は、「手取り収入に対する固定費(家賃・光熱費・通信費・保険料など)を50%以下、変動費(食費・日用品・娯楽など)を30%、貯蓄や投資を20%」という構成だ。特に家賃は手取りの25%以内に抑えるのが理想とされる。この黄金比率を基準に自社や家庭の支出を見直すだけで、年間数十万円単位の資産改善が実現する。