桜沢りん氏による原作の4コマ漫画と、森下佳子氏が脚本を手がけたドラマ版では、結末のトーンに大きな相違点が存在します。
原作漫画における亜希子は、みゆきを立派に育て上げた後、良一と同じように病魔に侵され、若くして旅立つという切なくビターな最期を迎えます。娘の自立を見届けた義母の「完全な燃え尽き」を描いた原作に対し、ドラマ版は「亜希子が生き続け、自分の人生を歩み直す」という前向きなオリジナル展開を選択しました。
命のバトンを受け継いだみゆきが幸せになり、役目を終えた亜希子もまた前進していく――。この改変によって、ドラマ版は視聴者に深い喪失感を与えることなく、明日を生きる勇気を与えるエンディングを確立させました。