では、具体的に「純粋な人」にはどのような共通点があり、それがなぜ他者を魅了するのだろうか。観察される主な特徴は以下の通りだ。
第一に、「アクティブ・リスニング(積極的傾聴)」の姿勢である。純粋な人は、相手の話を聞く際に「次に何を言い返そうか」という計算をしない。相手の言葉をそのままの形で受け止めるため、会話相手は深い受容感を得られる。第二に、「言動の整合性」だ。思っていることと発する言葉、そして実際の行動にズレがないため、周囲からの信頼が極めて高い。
こうした特徴は、対人ストレスを大幅に軽減する。人間関係の摩擦の多くは、裏読みや疑心暗鬼から生じるからだ。認知行動療法の観点からも、不必要な認知の歪み(「どうせ相手はこう思っているに違いない」という自動思考)を排除した純粋なコミュニケーションは、メンタルヘルスの向上に絶大な効果をもたらすことが証明されている。