メジャーリーグの勢力図を読み解く上で外せない要素が、各球団の資金規模を示す「メジャー球団年俸ランキング」と、長い歴史の積み重ねである「ワールドシリーズ歴代優勝チーム」の記録です。
MLBにはサラリーキャップ(年俸総額の上限規制)が導入されておらず、規定額を超過したチームに課徴金が科される「ぜいたく税(競争バランス税)」制度が採られています。そのため、資金力のある大都市球団と地域密着型球団との間には大きな年俸格差が生じます。
総年俸トップクラスの常連は、ロサンゼルス・ドジャース、ニューヨーク・メッツ、ニューヨーク・ヤンキース、フィラデルフィア・フィリーズの4球団です。これらのメガクラブは3億ドル(約450億円)前後のチーム総年俸を投じ、球界を代表するスーパースターを惜しみなく獲得しています。
対照的に、アスレチックスやパイレーツ、マーリンズなどの球団は総年俸が1億ドル未満に抑えられることも珍しくありません。しかし、マイナー組織からの有望株育成や最先端のトラッキングデータ活用により、下位予算チームがメガクラブを倒して「メジャーリーグ順位表」の上位に食い込むジャイアントキリングもMLBの醍醐味です。