「専用の道具はないけれど、今すぐ大体のサイズを知りたい」という場面で重宝するのが、自宅にある糸や紙での測り方です。手軽に試せる反面、力加減ひとつでサイズが大幅に狂う危険性をはらんでいます。
紙テープを使った正確な計測手順
伸縮性のある糸よりも、伸び縮みしない「細長い紙(幅5mm程度に切ったコピー用紙など)」を使用する手法が推奨されます。
- 幅5mm、長さ10cm程度に切った細長い紙を用意する。
- 指の最も太い部分(第二関節、または指の根元)に紙を巻きつける。
- きつすぎず、緩すぎない適度なフィット感で重なった部分に細いペンで印(2本重なるように一直線のライン)をつける。
- 紙を平らに伸ばし、印と印の間の長さを定規でミリ単位(0.5mm単位まで)計測する。
- 上記の指輪号数早見表の内周と照合する。
【実態検証】なぜ「糸や紙」で測ると失敗しやすいのか?
SNSや知恵袋などのコミュニティを検証すると、「紙で測って11号だと思って買ったら、ぶかぶかで抜け落ちそうになった」「糸で測ると測るたびに結果が2号違う」といった悩みが多数寄せられています。
その原因は、紙や糸の柔軟性と皮膚の弾力にあります。指の皮膚は柔らかく、紙を巻きつける力加減がわずかに強いだけで皮膚がへこみ、逆に弱ければ隙間が生じます。前述の通り、指まわりの長さが約1mm変わるだけで丸ごと1号サイズが変化します。1mmのズレは肉眼の手作業では容易に発生するため、糸や紙によるセルフ計測は「あくまで大まかな目安」と捉えるのが安全です。