東西に長く伸びる弓状の海岸線は、太陽が傾く夕刻になると一変する。黄金色から濃い紫へと移り変わるグラデーションの空と、濡れた砂浜に映り込む逆さ夕日のリフレクション現象は、まさに息をのむ美しさだ。特に沖合に浮かぶ元宮(市杵島)周辺は、潮の満ち引きによって表情をガラリと変えるため、撮影現場として最高のロケーションとなる。
潮が引く干潮時には鳥居へと続く幻の砂道が現れ、夕陽が鳥居の真後ろへと沈むタイミングは年間でもわずか数日。一般的な観光ルートでは中央駐車場周辺の混雑に巻き込まれがちだが、北側の旧道沿いに位置する専用の臨時駐車スペースから海岸へ抜ける小道を使えば、混雑を回避して静かに絶景を独占できる。週末のドライブや旅行の計画を立てるなら、事前に潮汐表を確認し、日没40分前には現地に到着する穴場ルートでのアプローチがおすすめだ。