茨城県のリスクは、深部のプレート境界地震だけに留まりません。地表近くの浅い地下に存在する「内陸活断層」による直下型地震も無視できない脅威です。
県内およびその周辺部には、以下のような活断層や構造線が確認されています。
・関谷断層(せきやだんそう):県北西部に近い栃木県境付近に位置し、M7クラスの内陸地震を引き起こす潜在能力を持つ断層帯。
・棚倉構造線(たなくらこうぞうせん):県北部を南北に縦断する大規模な地質構造。過去の活動履歴が詳細に調査されています。
・県北・県央部の伏在断層群:堆積層の下に隠れて地表に現れていない断層の存在も指摘されています。
内陸の浅い断層が動いた場合、震源の深さが10km未満と極めて浅くなるため、プレート境界地震よりも狭い範囲に強烈な局所的破壊をもたらします。建物の倒壊や地盤の隆起・沈下といった甚大な被害をもたらす可能性を頭に入れておく必要があります。