若年層を中心に人気の高い脚付きマットレスは、ベッドフレームがない分コンパクトですが、4本から6本の細い木製脚にベッド本体と体重のすべてが乗るため、畳に対して非常に大きな圧力がかかります。必ず頑固な当て板を設置し、荷重を受ける面積を広げることが必須条件です。
また、和室にベッドを置く最大の脅威が「通気性の悪化」です。人間は就寝中にコップ1杯分(約200ml)の汗をかくと言われており、その湿気はマットレスの底面から畳へと降り注ぎます。ベッド下と畳の間に十分な空間がないと、わずか数ヶ月で畳の表面だけでなく内部の藁や建材床まで黒カビに侵されてしまいます。
和室に導入するベッドとして最も推奨されるのは、床板に通気スリットが入ったすのこベッド(脚付きタイプ)です。ベッド下に最低でも10〜15cm以上の空間を確保し、定期的に部屋の換気を行うことで、凹みとカビの双方を同時に防ぐ理想的な環境が整います。