長年親しまれてきたビズリーチテレビCMシリーズは、時代の変化とブランドの成熟に合わせてキャスト構成を巧みに変化させてきた。吉谷彩子のエネルギッシュな演技によって「ビズリーチ」という言葉自体を全国区に押し上げた後、シリーズは次のステージへと足を踏み出す。そこで投入されたのが、圧倒的な認知度と洗練された雰囲気を持つ矢田亜希子だった。
矢田亜希子の起用は、これまでの尖った演出にマイルドな安心感と企業としての信頼性を加える戦略的なシフトであった。若手社員のイケイケ感で惹きつけた吉谷彩子時代から、矢田亜希子が放つ落ち着いた経営層・人事目線のトーンへと移行することで、サービスが狙うターゲットの年齢層や職位を一気に押し上げることに成功したのである。