松島基地の現在を語る上で欠かすことができないのが、2011年3月11日の東日本大震災からの軌跡です。太平洋に近接する同基地は最大約2メートル以上の大津波に襲われ、滑走路をはじめF-2戦闘機やT-4練習機など多数の航空機や施設が水没する壊滅的被害を受けました。
隊員たちは自らも被災しながら、水が引いた直後から手作業で滑走路の瓦礫を除去。発災からわずか数日で救援機を受け入れる態勢を整え、被災地支援の巨大な拠点として機能させました。奇跡的に他基地へ移動中で難を逃れたブルーインパルスは、福岡県芦屋基地に拠点を移して訓練を継続し、被災地に希望を届け続けました。
その後、基地は大規模な嵩上げ工事や防潮堤の整備を完了し、2016年にはF-2教育飛行隊が帰還。完全な機能回復を遂げた航空自衛隊 松島基地 震災 復興の歩みは、地域の再生と歩調を合わせた希望のシンボルです。基地と市民が手を取り合って前進する姿は、全国の防衛施設の中でも際立った信頼関係を築き上げています。