1994年の開港時、プリツカー賞受賞作家であるレンゾ・ピアノが描いた「巨大な鳥が羽を広げたようなシルエット」は、半世紀近くを経た今も色あせない。今回の改修では、ピアノが提唱した「オープン&シームレス」というコンセプトを忠実に再現しつつ、最新のデジタルサイネージや自然光を取り入れる開放的な吹抜構造が強化された。
サステナビリティの観点からも、省エネルギー型のLED照明や最新空調システムが全面採用され、環境負荷の低減を達成。伝統美と未来志向の機能性が同居するアトリウムは、単なる通過施設ではなく、訪れる者すべてに建築としての感動を与える空間に生まれ変わっている。