彼女たちが主演を務め、高校演劇を通じて青春の葛藤を描いた映画『幕が上がる』の公開から10年以上が経過した。少女から大人へと成長していく中で、従来の「若さや恋愛禁止を消費される存在」から「人生を自発的に選択し、長く活躍し続けるアーティスティックな女性」へと脱皮を果たした意義は極めて大きい。
かつて日本の女性アイドルは20代半ばでの卒業や引退が通例とされていた。しかし、グループとしてのキャリアを継続しながら結婚し、大人の女性としての魅力を作品に還元するサイクルを打ち立てたことで、女性アイドルの命脈は劇的に伸びることとなった。