なぜ、これほどまでに品質が向上したのか。その裏には、100円ショップ各社と国内有数の金属加工産地とのコラボレーション、あるいは徹底した製造プロセスの効率化がある。店頭で実際に手に取ってみると驚く。網目の細かさを表す「メッシュ」の密度が、数年前の同等品とは比べものにならないほど細かくなっているのだ。これにより、細かい茶葉や粉末もしっかりとキャッチし、ザラつきのない滑らかな口当たりを実現する。
耐久性も申し分ない。サビに強いステンレス鋼を採用したモデルが主流となり、食洗機対応を謳う製品も珍しくなくなった。接合部の溶接も頑丈で、少し力を入れた程度では変形しない。かつて使い捨て感覚で購入されていたアイテムが、今や「長く愛用できる道具」へと進化を遂げている事実は、日本のものづくりの底力を感じさせる。