どんなに淹れ方にこだわっても、粉自体が酸化していては台無しです。インスタントコーヒーの品質を保つには、「酸素・湿気・光・温度」の4大劣化要因を徹底的に遮断する必要があります。
多くの家庭で見られる「キッチンのコンロ周りや食器棚への常温放置」は、湿気と温度変化に晒されるため劣化を早める原因になります。瓶タイプの場合、内側のアルミシールをすべて剥がさず、半分だけ開けて使うか、注ぎ口の縁をきれいに拭いて密閉性を保つ工夫が求められます。
開封後は、密閉できるジッパー付き保存袋に入れ、冷凍庫で保管するのが鮮度維持の鉄則です。水分がほとんど含まれていないため凍結して固まる心配はなく、サラサラの状態を維持したまま酸化のスピードを大幅に遅らせることができます。使用時は常温に戻さず、必要な分だけスプーンですくい取ってすぐに冷凍庫へ戻すことで、結露による劣化を防げます。開封後の賞味期限は、およそ1カ月以内を目安に使い切るのが理想です。