サンディエゴ・パードレスで背番号11を背負うダルビッシュ有の役割は、単に勝ち星を積み重ねるエースピッチャーの枠に収まらない。若手ピッチャー陣に対するアドバイザー、そしてチーム全体の精神的支柱としての貢献度は絶大だ。
マウンドに上がれば、多彩な変化球と抜群の制球力で敵陣を翻弄する。スライダー、カットボール、ツーシーム、スイーパーなど10種類を超える球種を自在に操る投球術は、メジャーの強打者たちを今なお戦慄させている。ベンチ裏やブルペンでは、自身が培ってきた最新のバイオメカニクス知識やコンディショニング法を若手に惜しみなく伝授。背番号11が先発ローテーションの軸として君臨しているからこそ、チームは激戦のナショナル・リーグ西地区で常に上位争いに加わることができるのだ。